サカナクションが紅白歌合戦出場ということで、デビュー当時からリアルタイムで聴いていたことを振り返ります

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個人的にお気に入りのバンド「サカナクション」がついに紅白歌合戦に出場することになりました。

一応、デビュー当時(GO TO THE FUTURE)からリアルタイムで聴いていたので、不思議な感じがします。あまり名前が知られてこなかった時代から聴いていたアーティストが大きな舞台に立つというのは、なぜか妙な気持ちになるものです。

自分の人生ではないのに、このように思うのは不思議なものですね。

紅白歌合戦に出場する記念に、私がサカナクションを今までどのように聴いてきたのか振り返ってみようと思います。

※ 個人的な話も入ってきます。

このページの目次

GO TO THE FUTUREの頃

GO TO THE FUTUREが出たのは2007年5月です。この頃の私は、ROCKIN’ON JAPANという音楽雑誌を毎月読んでいました。

その情報でサカナクションを知ります。当時はそれほど大きな取り上げ方ではなくて、少し注目しておいた方がいいかも、みたいな取り上げ方でした。

ワールズエンド・スーパーノヴァ時代のくるりのよう。という表現で紹介されていたのを覚えています。

この頃の私は、ちょっとでも気になったらCDを買って聴いてみるというスタンスだったので、とりあえず軽く試聴して、すぐに購入を決意しました。

聴いてみると、普通に良かったです。私はそれほど音楽の知識がないので、感覚でしか良し悪しが分からないのですが、何度も聴きたくなるような心地よさがありました。

今もイメージは変わらないですが、夜が似合うバンドだと思いましたね。

このアルバムは今聞いても隙がないように思います。8曲という絶妙な曲数もいいですね。2013年末現在で、6枚アルバムがありますが、唯一全曲いいと思えるアルバムです。

・三日月サンセット・インナーワールド

・白波トップウォーター

サカナクション – 白波トップウォーター PV from サカナクション / Sakanaction on Myspace.

NIGHT FISHINGの頃

次のアルバム「NIGHT FISHING」が出たのは、2008年1月。1年以内に2枚目のアルバムが出ています。

6枚のアルバムの中でこのアルバムが一番地味かも・・・。

GO TO THE FUTUREのイメージで聴いていると、少し違和感を感じるかもしれません。アルバムの途中から海へ潜っていくような世界観に入り、最後の最後で地上に出てきます。

この深い世界観は、ハマる人はハマるような気がします。

・ワード

サカナクション – ワード word (PV) from サカナクション / Sakanaction on Myspace.

・サンプル

 

また2008年の年末、COUNTDOWN JAPAN 0809 WEST @ インテックス大阪 で初めてサカナクションのライブを見ました。

初めてのシングル「セントレイ」が出た頃ですね。まだこの頃は知る人ぞ知るバンドで、フェスの会場は前の方だけが埋まっていて、後ろの方はガラガラでした。

生で聴いた「ナイトフィッシングイズグッド」は最高で、鳥肌が立ちました。

コーラスワークが美しく、後の「目が明く藍色」や「ミュージック」につながった名曲です。

2008年末の時点では、まだアルバム2枚・シングル1枚なので、すべての曲をリアルタイムで聴いていました。

当時の私はまだ音楽の最新情報を追いかけていました。懐かしいな〜。2009年になった頃から徐々に音楽情報を追いかけなくなっていきます。

シンシロの頃

3枚目のアルバム「シンシロ」が出たのは、2009年1月です。デビューから2年も経たないうちに3枚もアルバムが出ていますね。

私は気になったアーティストがいたら、アルバムを聴くスタイルなので、これだけのペースでアルバムが出るとたくさん曲が聴けて嬉しいですね。

確かこの頃からサカナクションの知名度が上がって来たと記憶しています。ネイティブダンサーのYouTube再生回数は600万回を超えていました。すごい。

シンシロはほんの少しギターロックに寄った感じで、1st・2ndと比べると聴きやすくなった印象があります。私がシンシロの中で気に入ってるのは10曲目の「アドベンチャー」です。

・セントレイ

・ネイティブダンサー

・アドベンチャー

サカナクション「adventure」 from SLEEPINGTOKYO on Vimeo.

kikUUikiの頃

シンシロのあとにアルクアラウンドが出て、いよいよブレイクします。

この頃の私は一応リアルタイムでは追いかけていたものの、音楽情報全般に疎くなってきていました。アルクアラウンドもシングルも発売してすぐに買った訳ではなかったと思います。

売れていたというのも、リアルタイムでは知らなくて、後々知りました。当時は昼食に行ったらラジオでアルクアラウンドが流れて来たことを覚えています。なかなかセンスのあるラジオだな〜と思っていたぐらい、売れていることを知りませんでした。

アルクアラウンドのPVは必見です。かなり凝って作られています。

・アルクアラウンド

で、4枚目のアルバム「kikUUiki」が2010年3月にリリースされます。

このアルバムの中には、サカナクションの究極の1曲とも言える「目が明く藍色」が収録されています。

2013年の年末時点、私がサカナクションの中で1曲を挙げるとすれば、必ず「目が明く藍色」を推します。すごい曲です。

kikUUikiの中で「目が明く藍色」が印象に残りすぎて、他の曲はどうだったかな・・・?と思ってしまうことも。

DocumentaLyの頃

2011年になり、私は会社を辞めて独立します。その頃は音楽情報を完全に追いかけなくなっていて、数年間読み続けていたROCKIN’ON JAPANも読まなくなっていました。

シングルが何枚か出ていたのは知ってましたが、全く聴いていません(今もカップリング曲は知らない)。

音楽からすっかり離れていましたが、さすがにアルバムは聴きたいと思ったので、あまり経済的にいい状況ではない中「DocumentaLy」を買いました。

他に新しい音楽を追いかけていなかった時期だったので、ひたすら「DocumentaLy」を聴き続けていましたね。懐かしい思い出です。

DocumentaLyを聴いて私が感じたのは、サカナクションは何かに迷っている?ということです。

すぐには解決できないであろう、何かに悩んでいる印象がすごく強いアルバムで、ラストの「ドキュメント」で少し光が見えたように感じました。

→ サカナクションのアルバム「DocumentaLy」のレビュー – 音楽レビューブログ MUSIC MANIA

聴き続けていた時間が長い分、思い入れがある1枚です。お気に入りの曲も多いです。

・ルーキー

・エンドレス

・アイデンティティ

DocumentaLyの肝は7曲目の「流線」以降からだと思っています。流線からアルバムの終わりまでの流れが聴いてて最高に気持ちいいですね。

エンドレス、years、ドキュメントはお気に入りの曲です。あと、ルーキーは私がサカナクションの中で2番目に好きな曲です。

2012年の年末には久しぶりにフェスに参加して、超満員の中、サカナクションのライブを見てきました。

参考:COUNTDOWN JAPAN 1213の2日目に参加にして感じた4年前の自分との違い

sakanactionが出て2013年の年末まで

6枚目のアルバムはセルフタイトルを付けていますね。

最初の2曲がインストで、その次の2曲が「ミュージック」「夜の踊り子」と畳み掛けてくる勢いの良さがあります。

このアルバムの聴き応えがあるところは5曲目以降だと思っています。アルバムをじっくり聴いて欲しいという思いが曲順にも現れていると思います。

何度も聴いているとじわじわ来るアルバム曲の良さ。「Aoi」はもちろん、「M」・「mellow」・「アルデバラン」なんかもいい味出しています。

PVはシングル曲しかないですが、アルバム曲が素晴らしかったです。

・ミュージック(紅白歌合戦での演奏曲)

・夜の踊り子

・僕と花

アルバム単位で聴いて欲しい

ここまで長々と読んでいただき、ありがとうございます。

このページを読んでいるということは、少なくてもサカナクションに興味がある方なんだと思います。

1曲だけ聴いて、つまみ食いするよりかは、アルバムを通して聴いてもらいたいです。

サカナクションに限らずなんですが、1曲1曲聴くよりもアルバム単位で聴かないと分からないことってあります。

アルバムというのは、単純に曲が詰め込まれたパッケージではありません。曲順・アルバム用のアレンジ・アルバムを通して伝えたいこと、すべて含めて1つの作品だと思っています。

私自身も曲単位で聴くことはありますが、やっぱり味わい深く音楽を楽しみたいなら、アルバム単位で聴いた方がいいよな〜と思います。

おまけ:サカナクションに関連するバンド

サカナクションが好きな方に合わせておすすめのバンドを紹介します。

フジファブリックは、2013年のライブを見ました。
参考:フジファブリック”FAB STEP”ツアー参加レポート

最新のEP「FAB STEP」はサカナクションに通じるところがあると思います。