私は音楽を聴くのが好きで、仕事の時もよく音楽をかけています。音楽を聴く時間が長いので、いろんなアーティストの曲を聴きます。
そんな中でも最近特にお気に入りなのが「APOGEE(アポジー)」という日本のバンドです。結構昔からいるバンドでそれほど知名度があるわけでもないですが、一度聴き始めてその魅力にどっぷりハマっています。
私はACIDMANというバンドがもう10年近く一番好きなバンドであり続けているのですが、最近は個人的1トップが揺らぐかもと思うほど、APOGEEが気に入っています。
ちなみにACIDMANについても熱い想いをぶつけた記事を書いてます。
参考:ACIDMANのライブに参戦するなら絶対知っておきたい4曲と楽しみ方
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APOGEEを知って、聴くようになったきっかけ
すっかりお気に入りのバンドになったAPOGEE、私はどの時点で聴き始めたのかはっきりと覚えていません。
少なくとも存在自体は2006年頃から知っていました。その頃の私はROCKIN’ON JAPANを毎月購読し、熟読してたので、名前だけは知っていました。ゴースト・ソングが何やら面白いという噂も。聴くことはなかったんですけどね。
APOGEEのCDを手に入れたのは確かブックオフだったかな。2011年。この頃は個人的に経済状況が芳しくなく、徹底した節約生活とブックオフなどで商品を仕入れて売るということを少ししていた時期です。
その時に名前を知っていたAPOGEEのCDを買ったのを覚えています。FantasticとTouch in Lightです。この2枚、最初は売れると思って買って、とりあえずパソコンに音源を取り込みました。音源を取り込んだ後は売ってしまって、今は手元にありません。
当然、当時は今みたいにハマるなんて思ってもなかったので、愛着は全くなかったです。今はまた機会があれば、新しいCDを買って手元に置いておきたいと思いますけどね。
せっかく音源を取り込んだので、その後聴いていました。特に集中して聴いてたのが、約3年前に思いつきで四国へ旅行に行った時です。
参考:思いつきの旅で神戸を出発し、高松・琴平へとふらっと旅行してきました
この時に何度もFantasticとTouch in Lightをひたすらリピートで聴き続けて、ふとひらめいたかのように「APOGEE、めっちゃええやん」と思うようになります。
そう思った決定打がTouch in Lightに入ってる「The Sniper」でした。こんなすごい曲が世の中にあるのか!と思っだほど。100回、200回と聴いてきた今でも、聴くたび感動を覚える曲です。
と、ここまで熱く語ってきたところで、1つ1つのアルバムを中心にAPOGEEの良さについてお伝えできればと思います。PVや音源がある動画も合わせて掲載しています。
2014年現在、APOGEEは3枚のアルバムを発売しています。個人的にはどの作品も素晴らしいものだと思っています。優劣はつけがたいし、どのアルバムも良すぎる!と思うほど。
Fantastic (1stアルバム)
- Let It Snow
- ゴースト・ソング
- 流星
- GIRAFFE
- Reflection
- ロードムービー
- 夜間飛行(Album Mix)
- Route Another
- P.A.P.E.R.W.O.R.K.
- グッド・バイ
- Mother, I Love You
- Program
1stアルバム。スタートから不気味な感じで始まります。最初聴いた時、意外に思ったし、変な恐怖心もわいたかもしれない。そんな不思議な曲「Let It Snow」からこのアルバムは始まります。
なんだこれ?と思っている間にあっという間にAPOGEEの世界観に引き込まれ、もっと変な曲である2曲目の「ゴースト・ソング」へ突入します。APOGEEの代表曲なのかな、この曲。一度聴いてみてください。普通の曲ではないです。
頭が?(はてな)になったまま2曲が終わり、キラキラした世界観に書き換えられます。3曲目の「流星」。ここから飛び抜けてすごい!という感じはあまりしないのですが、普通にいい曲がどんどん続いていくので、何度聴いても飽きないです。
7曲目の「夜間飛行」、これはPVがあります。この曲もAPOGEEの代表曲だと思います。
10曲目の「グッド・バイ」。
グッド・バイが終わった後は静かにフェードアウトするようにインスト曲の「Mother, I Love You」へ。その流れでラストの「Program」へ続きます。
Program、音の美しさはこのアルバム一番だと思います。個人的にこのアルバムで一番好きな曲です。静かな余韻を残して1stアルバムのFantasticは終了します。
リピートすると、またLet It Snowへ。またついつい聴き始めてしまうかも。
Touch in Light (2ndアルバム)
- Touch in Light
- ESCAPE
- アヒル
- Spacy Blues
- The Sniper
- ???What is the life???
- Tell Me Why
- Rain Rain Rain
- Drop
- Who’s your Enemy?
- Transparent
- Just a Seeker’s Song
- Creatures(What Are We?)
2ndアルバム。1st同様、APOGEE節全開という感じ。1stの完成度があまりにも高いので、リアルタイムで聴いてたら2ndアルバムは期待と不安がかなりあっただろうな、と思います。
Touch in Lightは名盤です。比較するものではないですが、1stを軽く超えた感じがあります。2枚とも素晴らしいです。
Touch in Lightは1曲目がインストで、2曲目の「ESCAPE」へとつながっています。ESCAPEは歌詞が怖い。それにつられて音も恐怖心を煽るような感じがします。でも、聴き慣れてくるとクセになって心地よくなる不思議。
ちょっと怖い感じで始まったアルバム、3曲目・4曲目は何がなんだか分からない歌詞の曲が続きます。下のPVはアヒル。動画の技術にも注目。
そして、5曲目。この曲を紹介したいがためにこの記事を書いたといっても過言ではない超・超名曲の「The Sniper」。なぜこれをど真ん中に持ってくるのか!強烈過ぎて、あとの曲は放心状態になってしまい、印象が薄くなってしまうではないか・・・。
PVではないですが、ニコニコ動画で「The Sniper」が聴けます。これは聴くべし!
曲順とは非常なもので「The Sniper」が終わってもまだまだアルバムは続きます。放心状態を回復してくれる絶妙の配置になっている6曲目の「???What is the life???」を経て、7曲目以降、新境地を見せていきます。
7曲目「Tell Me Why」から10曲目「Who’s your Enemy?」は、日曜の午後にのんびりしながら聴きたい感じの曲です。大人な感じ。
11曲目「Transparent」でまたアルバムの世界観が変わり、引き締まったところで12曲目の「Just a Seeker’s Song」です。これも名曲。下にもPV動画があります。
再び最高潮まで上がって、最後13曲目の「Creatures(What Are We?)」で幸せを感じつつ、アルバムを〆ます。
Touch in Lightは3枚のアルバムの中でも一番かな。「The Sniper」は超おすすめなので、この1曲だけのためでも聴く価値があります。
夢幻タワー (3rdアルバム)
- Star Honey
- スプリング・ストレンジャー
- ゆりかご
- エクスプレス
- 絵描きの絵空事
- Slowmotion
- 1,2,3
- ブレイン・ストーム
- Heart of Gold
- 五億回の瞬き
3rdアルバム。2009年に発売されました。2014年現在、これ以降アルバムが出ていません。
前の2枚と少し雰囲気が違い、春の温かさを感じている時の幸せな気持ちがするようなアルバムです。少し雰囲気は違えど、曲はとても良く聴けば聴くほどいいよな〜と思います。
1曲目の「Star Honey」。疾走感がいいですね。PVもあります。甘い感じの歌詞です。
2曲目の「スプリング・ストレンジャー」、タイトルにもあるように春の曲です。これと3曲目の「ゆりかご」を聴いていると、春っていいよね~という気持ちになります。音の心地よさと合わせて、なんか幸せな気分になります。
4曲目は電車の曲。5曲目が前回までの不気味なAPOGEEが出ている曲です。
長い曲が2曲続き、後半戦の6曲目「Slowmotion」からはまた世界観が変わります。
楽しい気分になる曲で一番かも。7曲目「1,2,3」
ピアノの音が美しい8曲目「ブレイン・ストーム」これはPVないんですね。個人的に結構好きです。
そしてアルバムのハイライトとも言える9曲目の「Heart of Gold」へ。全部ここに行き着くまでの8曲だと思えるほど濃い1曲!
Heart of Goldで圧倒されたあと、最後の「五億回の瞬き」でまたアルバム全体のやさしい雰囲気へ戻ってきて、3rdアルバムの夢幻タワーは終了します。
3枚のアルバムを続けてリピートしても普通に聴き続けられるほど、いい曲ばかりが揃っています。3枚35曲ありますが、これは要らないだろ・・・と思う曲は1曲もありません。
Fall Into The Sky / Grayman (タワレコ限定シングル)
一時期、活動しているのかどうかが全くわからなくなり、3年以上も時間が流れてしまいました。もう自然消滅して解散したのではないかと思われていた2013年に突如ワンマンライブを行います。
その時にライブ会場限定で発売された新曲が「Fall Into The Sky / Grayman」です。2014年3月にはタワーレコードで限定発売されました。私も手に入れましたよ。
またこの2曲が素晴らしい!APOGEEの曲って本当に素晴らしいし、ずっと復活を願って聴き続けていた甲斐が合ったと思える2曲です。
再始動して今後が楽しみ!
上でも少しふれたように、2013年にライブをしてからまたマイページで活動をしていくようです。2014年4月29日には、渋谷CLUB QUATTROで再びワンマンライブを行います。
活動を続けてくれるというニュースは本当に嬉しかったです。空白の3年間についてのインタビュー記事もありましたので、紹介します。
参考:APOGEEインタビュー 誰もが望んでいたバンドの帰還 – CINRA
私もブログをきっかけに少しでも応援できればと思っています。この記事をきっかけにして、1人でもAPOGEEのことを知って、聴いてくれる人が増えればいいな〜と思って、終わりにします。
その後、ワンマンライブにも参加しました。
参考:APOGEEライブが最高すぎた!! 2014.4.29渋谷クラブクアトロ