Google Analyticsのページ/セッションを改善する具体的な施策

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私はサイト運営する上で大事にしている指標として、Google Analyticsの「ページ/セッション」があります。

このページの目次

ページ/セッションはサイトに興味を持たれてるかどうかの指標

ページ/セッションの数値が高ければ高いほど、サイト内のページをいろいろ見てくださってることです。

あくまで私自身の考えではありますが、サイト内でグルグルと回ってくれるという人の心理としてこんなのがあると思っています。

  • サイトが面白い・興味深い
  • 自分ごとのトピックがある
  • 運営者が誰か気になる
  • そのページで解決できないので、関連記事を合わせて読もうとする

ポジティブ・ネガティブ、いろいろとありますが、基本的にページ/セッションの数値が高くなるということは、サイトや運営者に対しての興味が出た結果として高くなるものだと思っています。

自分がサイトを見る時の行動を思い返せばよく分かるはず。

このサイト面白いな、と思ったら、何ページも見ちゃいますよね。

自分のサイトもそうあるべきだと思います。その結果、ページ/セッションの数値も高くなりますからね。

ページ/セッションが高いと、サイト名を覚えてもらえやすくなるので、長期的な目線で見たファン作りにも大切な視点です。

アフィリエイトやAdSenseが目的のサイトだと、対して気にするべき指標ではないと思います。

ですが、長い目で見て育てていこうと思うならば、短期的にお金が稼げるかどうかよりも、長く信頼してもらえるサイトにしていくことが大事だと思いますね。

ページ/セッションを改善する方法と分析の考え方

私がどうやってページ/セッションを改善しているのかについて紹介していきましょう。

この作業、とんでもなく地道な作業ですので、心折れる人が続出するかもしれませんが^^;

まず、Google Analyticsを開いて、「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」を開きます。

ここでページごとのセッション数を確認できますよ。直帰率やページ/セッションのデータも出ていますね。

ランディング ページ

一覧を見るだけでは何もわからないので、ページを押して詳細を開いてみましょう。

ページごとのデータが詳細で見れる画面に来ましたね。

ただ、一覧を見てそれで終わってはダメですよ。ここから細かい分析が必要です。

この画面が出てきたら見るべきところは「入口からの遷移」と「キーワード」の2つ。

ランディング ページ Google Analytics

入口からの遷移でどのページに流れているのかを確認

入口からの遷移を開くと、2ページ目以降はどこに行ったのかをデータで見ることができます。

セッション数と比率を確認できますよ。

入り口からの遷移を確認

ここで見るべきポイントは、どこのページへよく遷移しているのか。

なぜこれを見るのかと言うと、よく遷移しているページは、遷移したくなるだけの何か感じることがあるからです。

ここからは人間心理の話になります。

なぜ、次のページへ行ったのか、なぜそれを読みたいと思ったのか、最初のページの内容と文脈を読み取って、2ページ目に行く要因を自分なりに考えて仮説を立てます。

それを元に、自分のサイトで改善できることがあるなら実際に試してみましょう。

いつ改善したのかを記録しておいて、また後日確認します。効果が出ているのかどうかのチェックですね。

それで、改善していればOK、悪くなれば戻せば大丈夫です。

キーワードごとのページ/セッションをチェック。ただし母数が少ないと難しい

次に見るべきポイントは、ページごとにどんな検索キーワードで入ってきているのかと、キーワードごとの直帰率とページ/セッションです。

ページごとのキーワード

キーワードごとに数値の差があるので、そのキーワードに対する答えをちゃんと用意できているのかを見直す必要があります。

足りなければ文章をあとから追加するのも1つの手ですね。私もよくやります。

これをやることでページ/セッションが改善する訳ではないですが、見て下さる方の満足度を高めるための施策として実施します。

記事の内容と少し離れている場合や、細かな説明が必要でそれだけで1記事にした方が分かりやすいのであれば、新しく記事を書いて関連リンクを貼っておくのもよくやりますよ。

上の表だと、1つだけ直帰率とページ/セッションの数値が悪いキーワードがありますね。

お見せはできませんが、記事の内容とキーワードが少しズレているので、こんな結果になっています。

これもまた、検索キーワードを入力した人の気持ちを読み取って、どんな情報を求めているのかを仮説を立てて対策すれば、改善するでしょう。

改善した結果

これまでお見せしてたデータは2015年4月20日頃に大幅に改善して、その後も細かな改善を加えた結果です。

1ヶ月間のデータで比較してみると、明らかに改善しましたね。

ページセッション

話を多少盛るために劇的に効果が出たページを紹介していますが、ここまでうまくいくことはほとんどありません。

1割ぐらいかな。

ほとんどはほんの少しだけ改善するぐらいで、劇的な効果はありません。

ただ、プラスの効果になっていれば、それが長い目で見ると大きな差になってきます。

地道な施策で、人間心理まで考えないといけませんが、私自身もかなりの確率で改善できてるので、おすすめの方法だとは思います。

ただ、地道なやり方なので、心折れる方もいるでしょうね。