2013/7/6にアサヒ ラボ・ガーデンで「Social Book Generation ~リアルな本の「リブライズ」と電子書籍の「BookPress」が見つめる本の未来とは~」というイベントに参加してきました。
リブライズは、誰でも図書館が作れるというサービスです。自分の家も図書館に登録しています。BookPressはWordPressブログを電子書籍にするというサービスです。
今回、イベントに参加しようと思ったのは、単純にどちらにも興味があるからです。リブライズは貸出側として利用しているし、電子書籍も既に1冊出しています。ブログ記事をまとめて出版というのもやってみたいので、自分にぴったりだと思いました。
このイベントでは、それぞれのサービスについての話というよりも、紙の本・電子書籍それぞれの特徴や良さであったり、本と人との関わりについての話が多かったです。2つのサービスを理解する前に、それらのことを知っておくのは大事だなと、話を聞いて思いました。
このページの目次
紙の本と電子書籍
紙の本と電子書籍はライバルとして語られることが多いのですが、実はそうではなくて、それぞれに良さがあって共存していくものという話がありました。この話を聞いて、紙と電子書籍に関するもやもやが晴れたような気分となり、すっきりしました。
紙の本は紙の本にしかない良さがあります。電子書籍にもまた、電子書籍だからこそできることもあります。
紙の本は「誰もが使えて、使ってることさえ忘れてしまうほどの優れたユーザーインターフェース」があります。
紙の手ざわりや表紙や帯、インクの香りなんかは紙の本にしかありません。著者にサインをしてもらったり、本に自由に書き込みできるのも紙の本ならではです。
一方で電子書籍だと、紙の本であった特徴は失われたり、価値が下がったりします。失われる部分もありますが、電子書籍でしかできないこともあります。
紙の本では参考文献や取材した時の音声データを踏まえて本にまとめているので、それらの情報に触れる機会がほとんどないに等しくなります。電子書籍だと、ハイパーリンクというインターネットだからこそできる仕組みで、1冊の本ができるまでに得てきた情報などもすぐに見ることができます。
本を置くスペースの省略は電子書籍のメリットのごくごく一部で、そればかりが目立っている現状は好ましくないという話がありました。
今までの話をふまえると腑に落ちる感じで、確かにそうだな~という思いになりました。
本についてのコミュニケーション
リブライズは、紙の本を貸し借りすることでコミュニケーションをはかるきっかけになります。
リブライズはコワーキングスペース、シェアオフィス、カフェ、住み開きしている家などで使われていることが多く、本をきっかけに話ができるのが面白いです。
本は、著者と読む人の対話みたいな感じですが、読み終わった人の感想はそれぞれに違います。そんな人同士が話をすれば、またそれ自体がコンテンツになり得ます。
せっかく自分の家もリブライズを登録しているのだから、本に関するイベントを開きたいと思いました。
イベント後は食事に
今回のイベントでは、コワーキングスペースで時々顔を合わせる、細谷さん、金子さんと一緒でした。細谷さんが今回前で話されたリブライズの河村さん、BookPressの宮内さんと友人ということで、一緒に食事に行くことができました。
全く予想してなかった展開で、貴重な時間となりました。(雲の上の存在だと思ってる)お2人の話はとても面白く、参考になることばかりでした。みなさん、ありがとうございました!
感想
イベント参加を決めたのは、当日のお昼でした。行く途中に改めて申し込みページを見たところ、既に応募を締め切ってたので、行くだけ損になるのではないかとヒヤヒヤしていましたが、無事に入れて、貴重な話を聞けて大満足でした。
今、もう1冊電子書籍を書いているのですが、完成に向けてまたモチベーションが上がりました。今書いてるテーマ以外にもどんどん出版していければ面白いかも〜と思ったので、早速実現に向けて動き出します。
今年中に何冊電子書籍を出せるかな〜。自分でも楽しみです。