私はWordPressのSEOに関するプラグインで「WordPress SEO by yoast」を愛用しています。以前は有名な「All in One SEO Pack」を使っていましたが、WordPress SEOがあまりにも便利すぎて、今やいい意味でも悪い意味でも依存しまくりです。
このWordPress SEOは記事を投稿する時にもMeta Descriptionやnoindexにする設定ができます。
実はこの細かな設定、カスタムフィールドに保存されていたのをご存知ですか?
カスタムフィールドに保存されているので、いろいろと使い道がありますね。
参考:【保存版】WordPress SEO by Yoastプラグインの設定完全版
このページの目次
投稿時のWordPress SEOカスタムフィールド名
投稿時に入力する項目が多いので、タブごとに見ていきましょう。
Generalタブ
項目名 | カスタムフィールド名 |
---|---|
Focus Keyword | _yoast_wpseo_focuskw |
SEOタイトル | _yoast_wpseo_title |
Meta Description | _yoast_wpseo_metadesc |
ここでは、タイトルを細かく設定したり、Meta Descriptionを設定したりできます。
Focus Keywordは検索されて欲しいキーワードを入れる場所です。Meta Keywordsとは違います。
SEOタイトルの欄は、ここに何か入力していると、カスタムフィールドに保存されます。記事タイトルと同じ場合は空白になります。
Meta Descriptionも入力していると、カスタムフィールドに保存されます。面倒だとは思いますが、記事ごとにMeta Description入れた方がいいですよ。
統計を取っていないので、具体的な数値を出せないのですが、なんとなく効果が出ているような気がします。読みたいと思える概要文を掛けば読んでもらえやすくなりますよね。
Advancedタブ
項目名 | カスタムフィールド名 |
---|---|
Meta Robots Index | _yoast_wpseo_meta-robots-noindex |
Meta Robots Follow | _yoast_wpseo_meta-robots-nofollow |
Meta Robots Advanced | _yoast_wpseo_meta-robots-adv |
Breadcrumbs title | _yoast_wpseo_bctitle |
Include in Sitemap | _yoast_wpseo_sitemap-include |
Sitemap Priority | _yoast_wpseo_sitemap-prio |
Include in HTML Sitemap | _yoast_wpseo_sitemap-html-include |
Canonical URL | _yoast_wpseo_canonical |
301 Redirect | _yoast_wpseo_redirect |
WordPress SEOプラグインで便利だと思えるところの1つです。記事ごとにインデックスさせるかどうか、サイトマップの設定や、301リダイレクトを行うことができます。
Meta Robots Index (_yoast_wpseo_meta-robots-noindex) は、0がindexで、1がnoindexです。ここは過去記事で全く検索されてなかったり、内容が薄い場合はあえてnoindexにしたりする時があります。
Meta Robots Follow (_yoast_wpseo_meta-robots-nofollow) は、0がfollowで、1がnofollowです。
Meta Robots Advanced (_yoast_wpseo_meta-robots-adv) は、設定するとnoodp,noydir,noarchive,nosnippetの文字が入ります。基本的にこれらの設定をすることはないと思います。私も詳しく分かってません^^;
Breadcrumbs title (_yoast_wpseo_bctitle) は、パンくずリストで表示される文字を変更したい場合に入力します。その文字がカスタムフィールドに保存されます。
Include in Sitemap (_yoast_wpseo_sitemap-include) は、いつも含むを選択するとalways。含まないを選択するとneverがカスタムフィールドの値になります。
Sitemap Priority (_yoast_wpseo_sitemap-prio) は、サイトマップ内での重要度を1〜0.1まで選択して、その値がカスタムフィールドに設定されます。
Include in HTML Sitemap (_yoast_wpseo_sitemap-html-include) は、同様にいつも含むを選択するとalways。含まないを選択するとneverがカスタムフィールドの値になります。
Canonical URL (_yoast_wpseo_canonical) は、URLがカスタムフィールドに保存されます。パラメータなどを多用しているページの場合に正しいURLを検索エンジンに伝えます。
301 Redirect (_yoast_wpseo_redirect) は、リダイレクトしたいURLがカスタムフィールドに保存されます。サイトの引っ越しをして、URLの構造が大きく変わる場合はここを使います。
Socialタブ
項目名 | カスタムフィールド名 |
---|---|
Facebook Description | _yoast_wpseo_opengraph-description |
Google+ Description | _yoast_wpseo_google-plus-description |
ここの2つは、FacebookとGoogle+のOGPの概要文を独自に設定する場合に入力します。
nanapiでは、こういったところも細かく設定しているようです。(このプラグインを使っているかどうかは不明)
アクセスが多く、FacebookやGoogle+からの流入がそれなりに多い方は、ここをそれぞれのユーザーの嗜好を分析し、細かく設定してあげることで、読みたい!と思う人が増えるかもしれませんね。
WP_Queryなどでの検索時に使える
WordPress SEOの投稿時の設定値がカスタムフィールドになっている最大のメリットだと思うのが、自分で検索する時です。
WP_Queryやget_postsといったWordPressの関数を使って検索する場合に、このカスタムフィールドの値を検索して絞り込むことができます。
例えば、noindexにしている記事は検索対象外にしたい場合、普通に絞り込んで取得できます。サンプルのコードはこちら。
<?php $args = array( 'posts_per_page' => 10, 'orderby' => 'modified', 'post_status' => 'publish', 'post_type' => array( 'post', 'page', 'blog' ), 'meta_key' => '_yoast_wpseo_meta-robots-noindex', 'meta_value' => '0' ); $query = new WP_Query( $args ); if ($query->have_posts()): while ($query->have_posts()) : $query->the_post(); 表示する処理とか endwhile; endif; ?>
meta_keyで_yoast_wpseo_meta-robots-noindex、meta_valueで0を指定すれば、インデックスされてる投稿か固定ページだけを取得できます。
このように、いろいろな絞り込みができるので、細かく表示を制御する必要のあるサイトを運営している場合は便利になりますよ。
update_post_meta関数で設定も可能
カスタムフィールドなので、追加・更新も自由にできます。
update_post_meta関数を使えば、バッチ処理を組んでカスタムフィールドに値を設定することもできますよ。
参考:WordPressのカスタムフィールドをプログラムで更新する方法
使い方がホントに多いですよ。
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