私がWordPressを知ったのは確か2007年頃でした。当時の記憶があやふやなのですが、その頃はまだMovableTypeの方が流行っていたと思います。
昔は私もMovableTypeを使っていた時期がありましたが、いつだったかMovableTypeがやたらと重くなったので、こりゃダメだと諦めます。次にどうしよう〜と思っていた時に見つけたのがWordPressでした。
その頃はとりあえずブログ記事が書ければいいと思っていたので、深くWordPressと関わることはありませんでした。その後、ブログすら書かなくなり、サイト運営からも遠ざかっていました。2008〜2010年前半頃でしょうか。
この頃のネットとの関わりはニュースチェックやネットショッピングぐらいでした。あと今の「音楽レビューブログ MUSIC MANIA」の前身となるサイトの記事を書いていたぐらいです。
その後、2010年後半頃から今ご覧頂いているブログを始め、WordPressとの関わりを再開します。そこからいろいろとどうやってWordPressを学んでいってのかをこのページで紹介していきます。
このページの目次
WordPress学習前の私のスキルや状態について
まずは、WordPressを学ぶ前の私のスキルを紹介しておきます。
- WordPressはブログ記事しか書いたことがなかった
- PHPは分かる
- MySQLも分かる
- 当時は会社勤めのプログラマー(VB.NETとOracleに触れる機会が多かった)
- Web業界の動向から3〜4年遠ざかっていた
- Webデザインはできない
- 絵も描けない
私は一応プログラミングができるので、プログラミングが全くできない方よりもハードルが低いように思われるかもしれませんね。
でも、WordPressについて学び始めた頃はさっぱりというほど何が何だか分かりませんでした^^;
レッスンブックを読んでみた
WordPressを本格的に勉強するきっかけになったのは、当時(2010年)発売されたばかりの「WordPress レッスンブック 3.x対応」を購入したことでした。
この重たい本を持ち歩いて、通勤の時や昼休みの時間で熟読していたのが懐かしいです。
読んでいて、なるほど〜と思いつつも、同時に手を動かしていた訳ではなかったので、頭だけで理解して体では覚えていない状態でした。この頃が2010年10月頃だったかな。
結局WordPressでサイトを作ることはなく、ブログ記事を書くだけの日々が半年ほど続きます。
自分でサイトを作ってみることにした
そんな日々が半年ほど続いていたころ、私は会社を辞めて独立することにしました。
独立というと聞こえがいいですが、会社勤めが嫌になったのと自分の思ったように時間を使いたいというのが本音です。
なにもあてのない状態で、はたから見たらかなり頭の悪いヤツだったと思います。
という訳で、お金はないけど時間がある状態になったので、せっかくの機会に思い切ってWordPressを使い自分でサイトを作ってみることにしました。
収入がないので、とりあえず支出を減らせば生き延びれる時間が長くなると思い、節約のサイト(ブログ)を作ります。
そのサイトがこちらです。
→ ノマド的節約術
今のサイトは1年前にリニューアルした状態で、オープン当初は異なるレイアウトでした。半年前に読んでいたレッスンブックを使って、1つ1つの意味を大して理解することもなく、とりあえずサイトを作ってみたのを覚えています。
当然そんな状態なので、詳しい方からしたら最悪の状態だったと思います。(今も大して変わらないかも?)
とりあえず自分でサイトを作って、ブログ記事も書いているので、だんだん愛着が出てきます。さすがにこのままではいけないと思い、勉強しながら少しずつ改善を始めていきます。
その改善は2011年5月にオープンしてから2年半たった今も続いています。「ここ、ちょっと直したい。機能を追加したい」とかがあればその都度調べながら修正し続けています。
ノマド的節約術を作らなければ、WordPressに対する理解が深まることはもっと遅くなったでしょうし、もしかしたら未だにWordPressと関わることがなかったかもしれません。収益化にも成功して、このサイトで食べている現状もあるので、ノマド的節約術を作っていなければどうなっていたやら・・・。
ネットで調べても分からなかった
WordPressを勉強し始めた頃は、ほとんど何にも分からないので、ネットで調べようしていました。
でも、始めた頃は「何が分からないのかが分からない」状態で、途方に暮れることも多かったです。うまくいかなかった時にどうやって調べればいいのかが分からない・・。これは辛かったですね。
これは単に検索スキルの問題かもしれませんが、プログラミングが多少できる私でもそう思うぐらいなので、同じように感じている人は他にもいるのではないでしょうか。
また、ネットで調べて出てきたページを見ても何が書いてあるのか意味が分からないことも多かったです。ある程度分かっていることを前提にしてて、細かい説明を省いているサイトが多かったと思います。
初心者にとっては、その細かなことすら分からないのだから、しっかり書いて欲しいといつも思っていましたね。今はある程度理解できるようになったので、書いてある意味が分からないことはなくなりましたが、大半の人は分からないから検索するので、もう少し詳しく書いて欲しいです。
それでも、試行錯誤しているうちになんとなくWordPressの知識が身についてきて、調べ方も分かるようになってきました。
- エラーメッセージをそのままコピーして検索する
- よく分からない関数名をコピーして検索する(wp_〜とか)
- 「プラグイン名+悩み」で検索する
- 「WordPress+悩み」で検索する
私がWordPressについて調べる時はこんな感じです。
プラグインもとりあえず試してた
WordPressのことがほとんど分かっていないので、プラグインも何がいいのかが分かっていませんでした。
調べてみるとブログ記事が出てきて「WordPress初心者が必ず入れるべきプラグイン30選」みたいな記事ばかりで、それを鵜呑みにしてとりあえず試してみましたね。勉強にはなったけど、参考にした記事が本当に役立つ記事であるかどうかは分かりません。
今はプラグインは何でもかんでも入れればいいとは思ってなくて、むしろできる限り減らしたいと思っています。
今の自分なりのプラグイン導入基準は以下の通りです。
- 公式に登録されているプラグインであること
- ある程度の頻度で更新され続けているか
- 自分の能力では解決できないこと
特に上2つが重要だと思っています。WordPressは定期的にバージョンアップしているので、プラグインもそれに対応していかないとセキュリティ面で問題が出てくる可能性が高まります。
安心して使いたいので、公式に登録されているかつ、定期的に更新されているプラグインを利用するようにしています。非公式のプラグインは現在使用していません。
分かったことはブログに書く
2012年頃になると、少しずつWordPressに対する理解も深まってきます。始めた頃と比べると理解度が全然違います。
この頃から、WordPressについて悩んで解決できたことをブログに書くようになってきました。理解できたことはその場ですぐにブログにまとめる。これをすることで、知識が定着しやすくなります。忘れたとしても、検索したら自分のサイトが役に立つことも・・・。
些細なことでもブログに書いていくことで、理解がより早くなったし、深くなった気がします。アウトプットは重要です。
上では、自分がネットで調べている時にさっぱり分からなかったと書いたので、自分がWordPressの記事を書く時は、全くの初めての人でも分かるような文章を心がけて書くようにしています。
なるべく画像付きにして、細かなところは外さないように心がけています。
自分のために書いた記事が誰かに読まれることで、まれにTwitterやお問い合わせで役立ったという感想もいただけます。これは本当に嬉しいですよ!ブログ書いてて良かったと思える瞬間の1つですね。
また、プラグインのことを紹介することで、プラグインの作者からメッセージをいただけることもありました。
最新記事を画像付きで表示するプラグイン「Newpost Catch」を紹介した時は作者の今村さん(@s56bouya)からTwitterでメッセージいただき、その後もTwitterでやりとりして、実際に会って話をする機会までいただきました。
参考:最近の投稿を画像つきで表示させるプラグイン「Newpost Catch」が超便利!
今はWordPressを始める前と比べると理解できるようになっていますが、それでもまだまだ知らないことは山ほどあります。これからも1つ1つ新しい発見がある度にブログ記事にしていくつもりです。
これはWordPressに限らずで、知らなかったことを知れたらできるだけ早くブログに書くようにしています。お金のネタばかり書いているノマド的節約術も今まで知らなかったことを書いていることがかなり多いです。
そうやってブログに書いて自分が得た知識を公開していけば、蓄積されて「〜のことなら、この人のサイト見ればいい」という風になるかもしれません。
ブログの話は「3年で1,200以上の記事を書いて気付いた、ブログのネタを出し続ける10個の方法」という記事で詳しく書いています。
自分のサイトで作りたい機能をWordPressで試す
私はお客様のサイトを作るのではなくて、自分で作りたいと思ったサイトを作っています。
新しいアイデアを形にする時に最近はWordPressを使っています。これは単に他のサービスについて詳しく知らないのもあるし、ブログ機能を入れたいのと、WordPressをより深く理解したい・・・様々な理由があります。
今まで作ったサイトで、ノマド的節約術を除き、主なものは以下の2つです。
→cocowa(このサイト)
自分の屋号のサイトは自分で作りたいですよね。ロゴだけいつもお世話になっている方にお願いして、あとは勉強も兼ねて自分で作っています。
初めてカスタム投稿を使ってみたかな〜。今までは使うだけだったショートコードも自分で作ってあちこちに入れたりしています。これも今まで知らなかったことなので、知れたことでまた知識が増え、アイデアも浮かぶようになりました。
主に自分のために作った株主優待情報サイトです。
WordPressができる人からすれば大したことないかもしれませんが、このサイトを作ったことでかなりWordPressの勉強になりました。
WP_Query関数やpre_get_postsなどはこのサイトを作る上でかなり役立っています。あと、結局実装はしていないですが、WPCronも勉強になりました。
自分の勉強にもなったし、自分の作りたいと思っていたサイトができて嬉しいし、一石二鳥です。技術的に迷って解決できたことは、ブログのネタにもなったので、振り返ってみるといいことばかりでしたね〜。
他にもサイトを作っていますが、まだ未完成なので、公開はやめておきます。未完成のサイトを作っている時にも悩んで解決できたことがあるので、ブログネタになっています。
WordPress仲間を作った方がいいですよ
ここまで紹介してきたことが、今まで私がやってきた道のりです。
現在も決して「できる」部類ではないですが、初心者の域は脱することができたのかな、と思います。
私の場合は、ほとんど1人で勉強しているような状態でした。こんな感じだと時間もかかるしモチベーションが保てないでしょう。
そこでおすすめなのが、WordPressの勉強会であるWordBench(ワードベンチ)に参加することです。WordBenchではWordPressを勉強したい人が集まるので、仲間ができやすいと思います。
WordPress仲間が増えれば、行き詰まった時にも相談しやすくなるでしょう。自分で調べるのも大切ですが、どうしようもない時があるはずです。そんな時こそ仲間がいれば、聞いてみましょう。
なんかWordBenchの宣伝みたいになってしまいましたが、私はWordBenchへの参加頻度は少ないです。今後は積極的に参加していきたいですね〜。
WordPress関連で読んだ本
WordPressを学習する際に役立ったのは、本でした。私が今まで読んで参考になった本を紹介します。
レッスンブックと合わせて勉強になりました。
プログラマーやアフィリエイターに役立つ本だと思います。かなり参考になりました。
WordPressというよりもWebサイトプランニングとSEOの本ですね。WordPress部分にはあまり期待しなくていいと思います。